岐阜県は6日、岐阜市長良福光の岐阜メモリアルセンター武道館に設置した、新型コロナウイルス対策の臨時医療施設を報道陣に公開した。患者を一時的に受け入れ、酸素投与や抗体カクテル療法を行う。現時点では感染状況が落ち着いているため運用はしていないが、第6波に備え、医療提供体制の強化を目指す。
臨時医療施設は周辺の病院や施設の広さなどを考慮し、同武道館に9月30日に設置。武道館内の柔道場はスタッフの待機所や資機材を備蓄するために活用し、剣道場にはベッド20床を配備。酸素濃縮器などが整備され、ナースステーションで患者の容体は常にチェックされる。臨時医療施設の整備費は人件費なども含めて3億5500万円。同センター内の他の施設の使用は従来通り可能となる。
県によると、病床が逼迫(ひっぱく)して入院が必要なのにできない人を一時的に受け入れる。長期にわたって治療はせず、1泊2日程度滞在して入院先を調整する。最大で40床までは増床が可能という。施設を視察した古田肇知事は「緊急避難的に使うための施設で、自宅療養者ゼロを再び堅持するための一つの選択肢」と語った。













