宙に浮いた画像をタッチパネルのように操作できる非接触のディスプレー装置の試作品=羽島市竹鼻町丸の内、EMD

 ソフトウエア開発などを手掛けるEMD(岐阜県羽島市竹鼻町丸の内、山下龍男ファウンダー&最高経営責任者)は、宙に浮いた画像や映像をタッチパネルのように操作できる非接触のディスプレー装置の試作品を開発した。装置の数センチ上の空間に映し出されたボタンに指を近づけてタッチすると動作をセンサーが感知し、数字などを入力できる。電子機器メーカーと共同で製品化を進め、来年中の販売を目指す。

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 装置内に設置したディスプレーの映像を、特殊パネルで反射・透過させて空間に映像を映し出す。仮想現実(VR)ゴーグルは必要なく、肉眼で視認できる。動きを感知するモーションセンサーを組み合わせ、宙に浮いた映像にタッチする動作をすれば、スイッチとして利用できる。約1年かけて独自開発した。

 手袋を着用していたり、手がぬれた状態で操作したりする必要のある装置、暗証番号の入力装置、不特定多数が触れる装置など、さまざまな用途での活用を見込むほか、宙に浮かぶ広告としての活用も想定する。工場で使う機械の操作パネルの需要が高いとみて、製品開発を進める。

 山下ファウンダー&最高経営責任者は「コロナ禍で接触のリスクを抑えられる装置。将来的には3次元の映像を映し出せるようにしたい」と話している。