先月16日、板垣退助の命日。土砂降りの雨の中、高知市郊外にある板垣家の墓所に読経が響いた。関西から駆け付けた子孫の高岡功太郎さん(48)は、静かに手を合わせ、自由民権運動のために尽くした高祖父の人生に思いをはせた。
土佐藩の武家に生まれた板垣は、幕末から大正の激動期を駆け抜け、1919年に83歳で亡くなった。その生涯を象徴するのは、1882年に岐阜で暴漢に襲われた際に発したとされる「板垣死すとも自由は死せず」の名言。
高岡さんは...
先月16日、板垣退助の命日。土砂降りの雨の中、高知市郊外にある板垣家の墓所に読経が響いた。関西から駆け付けた子孫の高岡功太郎さん(48)は、静かに手を合わせ、自由民権運動のために尽くした高祖父の人生に思いをはせた。
土佐藩の武家に生まれた板垣は、幕末から大正の激動期を駆け抜け、1919年に83歳で亡くなった。その生涯を象徴するのは、1882年に岐阜で暴漢に襲われた際に発したとされる「板垣死すとも自由は死せず」の名言。
高岡さんは...