岐阜県は、発生から130年を迎えた濃尾地震で倒壊した建物や橋、廃虚と化した町の様子を撮影した白黒写真10点をカラー化し、専用のホームページで紹介している。担当者は「白黒だと遠い昔の出来事のように感じるが、カラーだとイメージしやすく、被害状況が伝わりやすい」として、「地震に対する意識を高めるきっかけになれば」と話している。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」濃尾地震は1891年10月28日午前6時37分、本巣郡西根尾村(現本巣市根尾)を震源に発生したマグニチュード8の内陸直下型地震。県内の被害は死者4800人、負傷者1万2千人、家屋の全壊は4万4千棟に上った。震災130年の節目を迎え、被害の記憶や教訓を次世代へと伝えようと、県は所有する被害状況の写真のカラー化を印刷会社に委託した。
写真は大垣市や本巣市、本巣郡北方町を中心に、倒壊した木造家屋や小学校、崩落した長良川や根尾谷の鉄橋、地割れや堤防が崩れている様子が記録されており、カラー化したことで鮮明に被害状況が見て取れる。遺体を捜索している兵士や廃虚となった町でぼうぜんと立ち尽くす人々の無念さが伝わる写真もある。
県内では1969年9月の「美濃中部地震」以来、半世紀近く、震度5以上の地震は起きていない。県の専用ホームページ(https://www.pref.gifu.lg.jp/page/180579.html)ではカラー化した写真のほか、地震への備えや注意事項を伝えている。

















