元服式で烏帽子をかぶせてもらう中学生=9日午前10時14分、本巣市文殊、徳山神社

 徳山ダム(岐阜県揖斐郡揖斐川町)の建設に伴い水没した旧徳山村伝統の元服式が9日、集団移転地の本巣市文殊の徳山神社であり、村にゆかりがある中学3年の男子生徒2人が一足早く大人への仲間入りを果たした。

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 旧村役場近くにあった白山神社で室町時代から続いた行事。1987年の廃村で一時途絶えたが、神社創建後の90年に復活した。

 ダム完成目前の試験たん水の頃の2007~08年に生まれた2人は、りりしい素襖(すおう)と呼ばれる装束姿。頭髪を整えるしぐさの「理髪の儀」、烏帽子(えぼし)をかぶせる「加冠の儀」が氏子総代の手で執り行われると、神妙な面持ちを見せていた。

 式を終え、江崎遥人(はると)さん(14)=本巣市=は「先輩方もやってきた行事を自分もできてうれしい」、橋爪貫太郎さん(15)=本巣郡北方町=は「成人の自覚を持ち、高校受験を頑張りたい」と話した。