「石徹白の人たちとやってきたことが評価された」と話す平野彰秀さん=郡上市白鳥町石徹白

 総務省は19日、地域活性化に貢献した団体や個人に贈る2022年度「ふるさとづくり大賞」の最優秀賞に、鹿児島県薩摩川内市の離島・甑島(こしきじま)で観光振興や移住促進に取り組む山下賢太さんを選んだ。岐阜県関係では、優秀賞にNPO法人地域再生機構副理事長で石徹白洋品店取締役の平野彰秀さん(47)=郡上市白鳥町石徹白=を選んだ。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」
 

 平野さんは「水力発電と伝統的衣服の商品化を通じた過疎集落・郡上市石徹白の再生」の取り組みが評価された。2012~21年度に、県内では益田清風高校(18年度)、県地歌舞伎保存振興協議会(21年度)など4団体1個人が団体表彰や個人表彰を受けている。

 他に奨励賞などは23団体と2人。表彰式は2月10日に東京都内で開かれる。

 2022年度のふるさとづくり大賞で、最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞した平野彰秀さんは「個人の力ではなく、石徹白の人たちとやってきたことが評価された。ありがたい」と喜びを語った。

 平野さんは岐阜市出身。東京大大学院、コンサルタント会社を経て2008年に岐阜市へUターン。11年に石徹白へ移住し、小水力発電事業を立ち上げて運営しているほか、妻の馨生里さん(41)と石徹白洋品店を経営。石徹白に伝わる野良着「たつけ」を発信している。県内でも最奥地の一つで、少子高齢化が進む石徹白に移住者を呼び込んでいる。自身も4人の子どもを育てている。

 石徹白洋品店は昨年、本紙など地方新聞46紙と共同通信が地域活性化の取り組みを表彰する地域再生大賞で準大賞を受賞した。

 小水力発電によるエネルギーの自給や地域文化・資源を生かした服の製造など持続可能な開発目標(SDGs)の活動を続けている平野さんは「石徹白集落が持続していくための取り組みを今後も継続していきたい」と話す。