岐阜県可児郡御嵩町の東端にある山あいの地で、瑞浪市境には花崗(かこう)岩の巨岩や怪岩で知られる景勝地・鬼岩公園があります。志月、寂木、四突とも記されたとされています。

 次月の由来は、瑞浪市の「月吉」が鍵を握っています。そもそも月吉の由来は複数伝わっており、「人々を苦しめる龍を退治した武将月吉・日吉丸の伝説」や「古くから『月のおさがり』と呼ばれた渦巻き状の貝の化石」などが挙げられているようです。前者はロマンのある伝説ですし、後者は瑞浪化石の産出地である地勢を考えるともっともな気がします。なお、次月に隣接する地には瑞浪市の「日吉」があります。

 三つの地名が出てきて混乱してしまいますが、日吉、月吉、次月と並べて書くと-。そう、「月吉」の「次」にある地ということで「次月」になったといわれているのです。

(『角川日本地名大辞典』などを参照)

【答え】しづき