前職はクリニック受付

清水さん(セラヴィくつろぎデイサービス・大垣市)

清水さん(セラヴィくつろぎデイサービス)

 8年ほど前に入職し、現在は作業療法士兼生活相談員として働いています。前職はクリニックの受付です。短大卒業後にクリニックに就職したのですが、同僚の看護師に「若いし向いていると思うから調べてみたら」とリハビリ職への転身を勧められました。調べて初めて詳しい業務内容を知ったのですが、その中で作業療法士は、一つの作業を通して指導や支援ができる点、日常生活をしっかりとみることができる点、心のサポートもできる点に興味を持ちました。さらにはたまたま調べたのが専門学校の出願の時期で「これは何かの縁」と感じ、専門学校で学ぶことにしました。

 卒業後はリハビリ病院に勤務し、朝早い勤務の時などは介護職員に交じって食事介助やおむつ交換などもしました。病院は出産を機に退職してしまいましたが、この時の経験があったからこそ「介護職もやりがいがあって素敵な仕事」という印象を持つことができ、子育てが少し落ち着いたタイミングで就職した今の職場につながったのだと思います。

 現在は利用者に合わせ、マシンを使った指導や階段の昇降、物を持って歩くなどの家での生活を意識した訓練を提供しています。利用者から「セラヴィに通い始めて体力が付いた」「できることが増えた」と言っていただけるとうれしいです。

 生活相談員の業務は今年4月からです。作業療法士としてこれまでも生活歴などを伺うことがありましたが、生活相談員はその比ではありません。家族から普段の生活について伺うことも出てきましたので、作業療法士としての専門的な視点を持ってより良い生活のお手伝いをできることにやりがいを持っています。

 介護職員や看護師としてキャリアを積んでから生活相談員をしている方は多くいらっしゃいますが、「作業療法士で生活相談員」という方はあまり聞きません。唯一無二の存在として頼っていただけるよう、頑張っていきます。