-昨年を振り返って。

 6月に社長に就任しました。その頃から、各地でさまざまな行事が復活、取材に出かけて番組でお伝えするという当社の使命を果たすことが再開できるようになりました。また2012年から順次進めてきた、約5万件のお宅への引き込み線を光ファイバー化する工事が完了し、放送・通信を高度化するサービス向上につながるとともに障害にも強くなっています。さらに工事前と比較して、ひと月あたりの電力使用量を8千キロワット削減できました。今後も多方面でSDGsに取り組んでいきます。

 -各地域での事業展開について。

 昨年は下呂市よりケーブルテレビ事業を譲渡いただき、お客さまとのつながりを深めることができ、12月には市内でeスポーツやプログラミングの体験イベントを開催しました。今年はこれまで以上にコンテンツを充実させ、さらに市民の皆さまのお役に立つよう努めていきます。サービスを提供するエリア全般では、河川の水位や道路状況をライブでお客さまにお届けしています。災害時などいざというときに活用いただくためには、普段からの視聴が大切と捉え、番組制作に一層力を入れていきます。

 -地域貢献の取り組みは。

 昨年は瑞穂市総合センターのネーミングライツパートナーになり、「ココロかさなるCCNセンター」という愛称で新たにスタートしました。皆さまに楽しんでいただける機会を数多くつくり、活性化に貢献していきます。そのほか行政の協力として、就学を控えるお子さまに向けた学習応援グッズの提供などを検討中です。

 -今年注力することは。

 社員が同じ目標に向かい成長していくため、「Change Challenge Next2030」と名付けた30年までの中長期計画を昨年始動させました。今年は若手も含めて、一緒に具体策を考え、実行へ移していきます。