マイクロドローンのレースチーム「REDBEEJUAVAC」のメンバー。右端が柘植崇宏さん、隣が塚本将大さん=加茂郡白川町河東、41ドローンパーク

 岐阜県加茂郡白川町で1月、マイクロドローンのレースチーム「RED BEE JUAVAC(レッド ビー ジュアバック)」が発足した。メンバーは郡内の小学6年生から42歳までの7人。全国的にもレースチームが少ない中、地元で競技の機運を高めようと、チームから日本一のパイロットを輩出することを目指して練習に取り組んでいる。

 ドローン操縦技術者を養成する「JUAVACドローンエキスパートアカデミー岐阜校」(同町河岐)の校長柘植崇宏さん(36)が立ち上げた。柘植さんは「ドローンは、捜索や輸送などさまざまな場面で活用されるようになり、将来性が高い。子どもたちに少しでも早くドローンに触れてもらい、未来への可能性を広げてほしい」と語る。

 マイクロドローンは手のひらサイズの機体で、直線では時速80キロが出せる。反射神経や動体視力が必要で、一般的には子どもの方が早く適応できるが、装備に費用がかかる上、レースに出るために遠征しなければならないことも多く、金銭的負担が大きい。このため、柘植さんとチーム役員の塚本将大さん(36)が協力して岐阜、愛知県内から10社のスポンサーを獲得し、実力が高いメンバーの活動を支える体制を整えた。

 練習拠点は、同町河東の「41ドローンパーク」。スポンサーの安田建設(同町上佐見)が、野菜直売所だった建物をドローン体験・練習施設に改造した。ゲートやトンネルを設けたアップダウンの大きいコースで、初心者、中級者、上級者用の3ルートがある。練習日は週3回で、最年少の男子児童(12)は「全国のツアーレースで年間1位を取りたい」と意気込む。

 今月26日には、同アカデミー岐阜校主催のレースが41ドローンパークで予定されており、そこで、スポンサーからの支援を受けられる強化選手を選抜する。一般もエントリーできるため、現メンバーが選抜から漏れる可能性もある。柘植さんは「選手層に厚みを持たせ、いずれはプロチームと言える強さにしたい」と話す。チームカラーは赤。スポンサー社のロゴと、白川町のマークを付けたひときわ目立つ赤いトレーナーを着て、メンバーは全国を飛び回る。