―昨年を振り返って。
継続的なインバウンド増加の効果もあって、県内でも人の交流が活発化し、需要の高まりを感じた1年でした。景気がゆるやかに持ち直し、当社の業績も堅調に推移しています。
―注力した地域貢献活動について。
昨年11月、中津川市にある「JTの森 中津川」で、枝払いや草刈りなどの森の手入れや森林教室を行う環境保全活動を実施しました。当日は東海地区に勤務する社員とその家族約90人と地元の方々約50人が参加。小栗仁志市長にあいさつをいただき、自然環境の大切さを実感する機会を地域と共有することができました。10月には、県農業フェスティバルの会場で市民参加型の清掃活動「ひろえば街が好きになる運動」を行い、約2千人に参加していただきました。県環境生活部とも連携でき、大きな成果を得られたと感じています。
―その他の取り組みは。
たばこを吸う人と吸わない人が共存できる社会に向けて、事業所や商業施設の喫煙環境の整備・維持をサポートする分煙コンサルティングを行っています。名鉄岐阜駅前の喫煙所では、たばこを吸わない人へのさらなる配慮として、パーテーションを高くする改修を行政と協働し実施。下呂市の温泉街では、市や観光協会とともに最適な喫煙所の設置について話し合い、場所の選定を進めるなど、県内各所で分煙社会の実現に努めています。
―今年の抱負をお願いします。
JTグループは、2023年にJTグループパーパス「心の豊かさを、もっと。」を策定し、私たちの目指すべき方向を明確にしました。たばこという商材や幅広い事業を通じて、心の豊かさを育み、伝えていく活動を展開し、地域社会に認められる存在になることを目指してきました。今後も地域の皆さまのご理解ご協力を得ながら、一人一人の心の豊かさのために尽力し、地域社会に貢献してまいります。
