-昨年はどんな年でしたか。
理事長に就任した一昨年は、当組合が提供するサービスの品質水準をしっかりと定める基盤づくりに注力。2年目となった昨年は、それを組合員に共有し、実際の行動に移した1年でした。コロナ禍が明け、お客さまの考え方も大きく変化する中で、柔軟に対応できる体制構築に向けた新たなスタートが切れたと感じています。その姿勢が組合員へ浸透するに伴ってお客さまの評価も上がっており、おかげさまで本年度は前年比約40%の増収増益を達成することができそうです。
-人材の確保について。
「人が集まる所に仕事が集まる、組織力が大きくなればできることも増える」と考え、当組合は常に仲間を募集しています。近年は、他業種からの転職や本業と両立できるセカンドビジネス、定年後のセカンドキャリアなど、さまざまな目的で組合員となる方が増加。特に、先を見越して起業する20~40代が増えています。今後は女性の活躍も後押ししていきたいと思います。
-新たな取り組みは。
新たに岐阜県独自のホームページを開設し、これから「赤帽の日常」と題して、ドライバーの仕事ぶりなどを動画で発信していきます。若い世代に赤帽の仕事を知ってもらうほか、各組合員が経営者として取り組む「経営者品質」を多くの人に感じてもらい、他業社との差別化やお客さまの継続利用につなげていければと考えています。
-今年の抱負を。
4月から、法改正で貨物軽自動車運送事業における安全対策が強化されます。当組合は全国組織である強みを生かして、いち早く情報を把握し、昨年から組合員に向けた研修会を実施するなど、対応を進めてきました。世間の目が安全管理に注がれる中、当組合は安全に関するクオリティーを業界トップの水準にするために、尽力してまいります。