―2024年を振り返って。

 当社は「増収増益企業を共創するネットワークの拡大を通じて一人ひとりがしあわせを実感できる社会を創造する」を理念に掲げるメイホーホールディングスを親会社としたメイホーグループの一員です。昨年はグループの組織改編が行われ、当社は建設関連サービス事業を担う旗艦として、安心・安全に利用していただける地域の社会インフラにソフト面・人材面で貢献し、地域社会と社員をしあわせにする会社という色を深められた年となりました。

 ―今後強化していく点は。

 社会が急速に変化していく中、その変化に対応できる人材育成が必須です。当社はやる気ある若手の採用や有資格者の増強に注力するほか、既存の社員においても勉強会を行って資格取得者を輩出するなど、技術力のさらなる向上にも努めています。またグループ内でも、各社の有志が参加する勉強会や技術発表会など交流の場があり、ネットワークを生かして全国で活躍するグループ会社の情報や技術を共有できる点も強みとなっています。今後はDX活用や対応できる業務分野の拡大などにも取り組み、さらに成果品質の向上を図っていきます。

 ―2025年の抱負を。

 今年は昭和100年にあたり、100年間の技術の進歩や生活環境の変化は、当初の想像をはるかに超えるものとなっています。これからの100年は、さらなる技術革新や価値基準の変化、気候変動に伴う災害の甚大化などにより、整備すべき社会インフラの方向性も大きく変化すると想像します。その中で、今までと同じことをしていては発展することはなく、技術や人、環境、考え方を変化させていかなければなりません。その上で、100年後も使われ続ける社会インフラ整備に関わり、地域社会のしあわせ、社員のしあわせに貢献することが、理想の形だと考えています。