―2024年はどんな年でしたか。
おかげさまで当社の創業25周年、美濃加茂支店の10周年を迎えることができました。それを機に「社会的企業が評価される時代を創る」という2050年長期ビジョンを掲げ、社会性と経済性の両立に挑戦していきます。
また、住宅業界が厳しい状況にある中、当社は昨年同様の着工棟数を実現し、適正な利益を確保しつつ業績も向上することもできました。
―特に注力してきたことは。
当社は社会貢献には多様な団体との協力が不可欠と考え、これまで数多くの連携・関連団体を創設してきました。3月にはぎふ脱炭素社会推進コンソーシアムの事務局としてフォーラムを開催。日本カーボンニュートラル協会では、環境省公認の脱炭素アドバイザー育成に注力し、社内でもアドバイザー2人、講師1人を輩出しています。今後もこうした団体の持続可能な運営で、地域に貢献していきます。
岐阜大学社会システム経営学環とは、女性のキャリアアップをテーマに協働プロジェクトを実施。学生からの提案を昨年9月に策定した一般事業主行動計画の3カ年計画へ反映しました。
―女性が活躍できる場の創出にも積極的です。
昨年はより柔軟な働き方を目指して「超短時間労働」を導入し、短期間で10人の子育て世代から応募がありました。当社が行ってきたカンガルー出勤も活用しながら、それまでの経験を生かして、SNSの運営や広報、マーケティングなど、幅広い業務で活躍しています。
また今春には、NPO法人こどもトリニティネットと連携し、ママのリアルな声を集めたモデルハウスを岐阜市茜部本郷にオープンする予定です。「ママのための住宅相談窓口」を設け、親子が集う賑わいの空間としていきます。
