あい愛バスとして導入された電気自動車=岐阜県美濃加茂市大手町(市提供)
電気自動車の前であいさつする藤井浩人市長=岐阜県美濃加茂市大手町(市提供)

 岐阜県美濃加茂市は、温室効果ガスの排出量を減らそうと、コミュニティーバス「あい愛バス」に電気自動車(EV)を1台導入し、お披露目と試乗を行った。コミュニティーバスへのEV車両の導入は、県内では初という。

 市が本年度、国の「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」に、それぞれ選定されたことがきっかけで導入した。

 車両は中国の大手EVメーカー、比亜迪(BYD)の量産型小型電気バス「J6」。路線は「3公園連絡線」で、1日8便運行するうちEVで1~3便を運行する。車両本体と充電設備など事業費は約3600万円で、うち約1千万円は国からの補助を充てる。

 J6は31人乗り。市によると、1日150キロを走行した場合、二酸化炭素を年間約29トン削減する。削減量はスギ2014本による1年間の二酸化炭素吸収量と同量で、燃料費は年間約87万円節約できるという。災害時には、蓄電池としてスマートフォン約1万台分の充電が可能。

 お披露目には、藤井浩人市長をはじめ市民ら約80人が参加。EVバスの外観は電源マークなどが目印で、市民らは走行音が静かなことや、座席に備え付けられたUSB機器のプラグ差し込み口から無料で充電できることなどを確かめていた。