【北京共同】中国商務省は2日、関税問題を巡って「米国が交渉開始を求めて接触してきており、現在(内容を)精査中だ」とする報道官談話を発表した。交渉開始の前提として「一方的な関税措置という誤りを正す」ことを改めて求めた。
報道官は「関税戦争や貿易戦争は米国が一方的に仕掛けてきたもので、協議をしたければ誠意を示すべきだ」と主張。米国に対し、関税措置の撤廃を準備するなど実際の行動をとるよう訴えた。
トランプ米政権は「相互関税」などで中国からの輸入品に145%の関税を課し、中国は報復として125%の対米関税を発動している。