【エルサレム共同】先月死去したローマ教皇フランシスコが2014年に聖地エルサレムを訪問した際に乗った専用車が、イスラエルによる攻撃が続くパレスチナ自治区ガザの子どものための移動診療所に改造されていることが分かった。車を管理する慈善団体が4日までに明らかにした。バチカンメディアは「ガザの平和に向けた最後の贈り物だ」と評している。
教皇は14年5月にエルサレムやパレスチナ自治区ベツレヘムなどを歴訪。欧米メディアによると、パレスチナ自治政府のアッバス議長が寄贈した日本メーカー製の車を改造したものを現地での移動に使用した。
車はその後、エルサレムのキリスト教系慈善団体に寄付された。