【オマハ共同】「私は健康そのもので、自分の仕事が大好きだ。しかし、年末でCEO(最高経営責任者)を退任する」。3日のバークシャー・ハサウェイ株主総会。ウォーレン・バフェット氏(94)の電撃発表に、会場は一瞬静まり返り、次の瞬間、大きなどよめきと拍手が巻き起こった。
朝から始まり、約5時間に及んだ質疑応答の最後に訪れたサプライズに、株主らは約10分にわたり総立ちになり惜別の思いをあらわにした。
バフェット氏によると、退任の発表を事前に伝えていたのは、バークシャーの取締役を務める自身の2人の子どもだけだったという。後任のCEOに就くグレッグ・アベル氏(62)にも知らせていなかった。