バチカンのシスティーナ礼拝堂に設置されたコンクラーベの投票結果を知らせるストーブ=2日(バチカンメディア提供・AP=共同)

 【ローマ共同】キリスト教カトリックの総本山バチカンでは4日、死去したローマ教皇フランシスコの葬儀の日から9日間続く服喪期間の最終日を迎え、サンピエトロ大聖堂で追悼行事が行われた。7日開始の後継者を決める選挙(コンクラーベ)に向け、会場のシスティーナ礼拝堂では投票結果を知らせるために使うストーブの設置など準備作業が進んでいる。

 バチカン公式メディアによると、ストーブは礼拝堂内に2日設置された。屋根に取り付けられた煙突と接続し、教皇が選出されなかった場合は黒煙を出し、選出されれば白煙を出して外部に知らせる。

 コンクラーベは、投票総数の3分の2以上の票を得る者が出るまで続く。