ロシア国営テレビが4日公開したインタビューで、質問に答えるプーチン大統領(ロシア国営テレビの動画から、共同)

 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は4日公開されたロシア国営テレビのインタビューで、3年以上にわたり侵攻するウクライナとの和解について「現在、われわれが経験している悲劇にもかかわらず避けられないと思う。時間の問題だ」と語った。トランプ米政権が和平仲介を図る中で、いずれは戦争を終結させる意思を示した発言とみられる。

 プーチン氏はまた、ウクライナ侵攻が核戦争になる危険性はあったのかとの質問に「そのような兵器(核兵器)を使う必要性はなかったし、その必要がないことを願う」と表明。核兵器を使用しなくても侵攻を「ロシアに必要な結果で終わらせる十分な力と手段がある」と自信を示した。