高知空港に駐機する米海兵隊のF35Bステルス戦闘機=4月

 防衛省中国四国防衛局は5日、高知空港(高知県南国市)に3月に緊急着陸し、1カ月以上駐機していた米海兵隊のF35Bステルス戦闘機1機が同日午前に離陸したと明らかにした。

 防衛局によると、戦闘機は岩国基地(山口県)所属で、3月25日午後、訓練飛行中に機内の警告表示があり、危険を避けるため高知空港に「予防着陸」し、部品交換や整備を進めていた。不具合の原因について米軍から説明はないという。

 2022年4月以降で米軍機が国内民間空港に予防着陸したのは今回を含め計23件で、今回の42日間は最長という。