日本郵便で配達員の酒気帯びの有無を確認する法定点呼業務が不適切だった問題で、国土交通省の地方運輸局は7日、貨物自動車運送事業法に基づき、各地の郵便局で立ち入り検査した。中国運輸局は尾道郵便局(広島県尾道市)、九州運輸局は佐賀北郵便局(佐賀市)と玉名郵便局(熊本県玉名市)に入った。各運輸局が明らかにした。中部運輸局も福井、愛知両県で立ち入り検査したことが関係者への取材で判明した。
佐賀北と玉名では、午前10時ごろ、スーツ姿の運輸局職員が入った。尾道でも午前10時半ごろ、職員5人が入り、書類の記載状況などを確認。郵便局員から聴き取るほか、書類も調べ、業務の運営状況を確認する。