城内科学技術相(左)に要望書を手渡す新潟県の花角英世知事=7日午後、内閣府

 新潟県の花角英世知事は7日、東京・永田町の内閣府を訪れ、城内実科学技術担当相と面会した。同県に立地する東京電力柏崎刈羽原発の電源3法交付金などについて、対象地域を立地自治体と隣接の一部に加え、30キロ圏の自治体にも拡大するよう要望書を手渡した。

 要望書では「同原発の電力供給を受けていない中、防災対策の強化を求められた地域では負担のみが増大している」と強調。対象を立地自治体の柏崎市と刈羽村、隣接する2市1町の一部から、30キロ圏に広げて計9市町村とし、交付金の他、対象事業の拡充や補助率のかさ上げなどで支援するよう求めた。

 花角氏は同日、経済産業省なども訪問した。