【ニューヨーク共同】新ローマ教皇にプレボスト枢機卿が米国出身者として初めて選ばれたことを受け、米国のカトリック信者からは8日「全く予想していなかった」と驚きと喜びの声が上がった。新教皇の出身地シカゴのジョンソン市長は、訪問に期待を寄せた。

 ニューヨーク・マンハッタンにあるカトリックの聖パトリック大聖堂で、高校生エミリー・クラニヤクベーカーさん(18)は「米国人が教皇になり、わくわくしている」と喜んだ。「前教皇フランシスコが残したものを引き継ぎ、全ての人を受け入れる教会を目指してほしい」と語った。

 金融業界で働くマシュー・バークさん(26)は「誰も想像できなかったのではないか」と驚きながらも「枢機卿たちの決定を信頼している」と笑顔を見せた。

 ジョンソン市長はX(旧ツイッター)で「教皇も含め、すごいものは全てシカゴ生まれだ」と歓喜し「すぐに故郷で、お迎えできることを願っている」と投稿した。

 トランプ米大統領は今月、自身を教皇に模した合成画像をソーシャルメディアに投稿し、物議を醸した。