9日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=145円台前半で取引された。
午後5時現在は前日比84銭円安ドル高の1ドル=145円15〜17銭。ユーロは28銭円安ユーロ高の1ユーロ=163円31〜35銭。
米英両政府が貿易交渉の合意を発表したことで、トランプ政権の関税政策に交渉の余地があるとの期待感が広がった。他国との協議も進展するとの見方が出て、投資家のリスク回避姿勢が後退し、比較的安全な資産とされる円を売ってドルを買う動きが優勢となった。市場関係者は「関税政策の動向次第で状況が変わる。この先の展開は読みにくい」と指摘した。