石破茂首相は13日、公明党の斉藤鉄夫代表らと官邸で面会し、公明が戦後80年の節目にまとめた平和に関する提言を受け取った。首相は「沖縄戦を絶対に忘れてはならない」と強調。被爆地の広島と長崎にある原爆資料館に触れ「時間をかけてじっくり見てみたい」と訪問に意欲を示した。
公明の提言「平和創出ビジョン」は、核兵器廃絶と平和構築に貢献するため、各国首脳に沖縄、広島、長崎3県への訪問を促すと明記。安全保障の観点から北東アジア地域に多国間の対話枠組み創設を提唱した。
首相は「情報交換や信頼醸成の場をつくっていくのは大変有意義だ。アジアの平和を一歩でも前に進めないといけない」とも語った。