経済産業省が14日発表した12日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は、前回調査より1円50銭安い183円ちょうどだった。調査がなかった大型連休を除いて3週連続で値下がりした。政府は石油元売り会社に補助金を支給し、レギュラーガソリンの価格を185円程度になるよう抑制する。
経産省によると、5月1〜14日は1円10銭の補助金を支給した。15〜21日は、原油価格の下落により政府の補助がなくても185円を下回ると見込まれるため、補助金は支給しない。2022年1月の制度開始以降、補助金がゼロになるのは今年4月17〜23日に続いて2回目となる。
12日の都道府県別のガソリン価格は、下落が43都道府県、上昇が4県だった。最安値は岩手県の176円20銭、最高値は高知県の193円70銭となった。
軽油は前回調査より1円40銭安い162円80銭だった。灯油は18リットル(一般的なタンク1個分)当たりで17円下がり、2272円となった。