鹿児島産の新茶を贈られた石破首相(右から2人目)=14日午後、首相官邸

 石破茂首相は14日、鹿児島県茶業会議所の柚木弘文会頭らと官邸で会い、鹿児島産の新茶を贈られた。深蒸し茶と煎茶を試飲した首相は笑顔を見せながら「こく、深み、香り、色の四拍子がそろっている。本物だ。ありがとうございました」と謝意を伝えた。

 面会に同席した自民党の森山裕幹事長(衆院鹿児島4区)は「鹿児島では前から平地で茶葉を生産してきたので、機械化が進んでいます」と説明。首相は平地での作業について「ロボットがやるんですか」などと質問を浴びせた。

 鹿児島県は、茶葉を製品として仕上げる前の「荒茶」の2024年の生産量で、静岡県を上回り、統計が残る1959年以降で初めて首位になった。