空自T4練習機が墜落した入鹿池を調べる自衛隊員=18日午前、愛知県犬山市

 航空自衛隊のT4練習機が愛知県犬山市のため池「入鹿池」に墜落し、隊員2人が安否不明になった事故で、空自は18日、捜索で見つかった体の一部の身元確認を進めた。

 現場では自衛隊や県警、地元消防が機体の回収作業などを続けた。事故直後に油が浮いていた池の西側で重点的に活動。自衛隊員らがボート上から浮遊物がないかどうか確認していた。潜水士や水中ドローンも投入した。

 14日午後3時6分ごろ、井岡拓路1等空尉(31)と網谷奨太2等空尉(29)が乗った機体が所属先の新田原基地(宮崎県)に向け小牧基地(愛知県)を離陸。約2分後、レーダーから機影が消えた。