秋田市の公園で風力発電所の風車の羽根が落下し、男性1人が死亡した事故を受け、市は23日、別の事業者が秋田港に設置した風車の点検作業を現地で確認した。保守状況などのヒアリングの一環。
この日は作業員が「ユーラスエナジーホールディングス」(東京)が設置した、事故を起こした風車とは別の機種を点検。高さ約80メートルの羽根付近にカメラ付きのドローンを飛ばし、落雷による亀裂がないかを確かめた。地上からも望遠カメラや双眼鏡で点検を進めた。
一方、事故が起きた風車では保守管理を担当する「日立パワーソリューションズ」(茨城県日立市)が同日、折れた羽根の撤去作業を終えた。