石川県警は2日、能登半島地震による土砂崩落で1人が行方不明になっている同県輪島市名舟町の現場で、捜索を再開した。二次災害の恐れがあるとして昨年3月以降、中断していた。
現場に堆積している土砂を、県が2日から撤去するのに合わせ、県警も捜索を実施。午前8時ごろ開始し、ショベルカーで取り除かれる土砂を注意深く見ていた。
県警災害対策課の平野憲一次席は「関係機関と連携して捜索に全力を尽くす」と話した。
堆積している土砂は雨で国道に流出する恐れがあるため、梅雨時期を前に近くの漁港の一角に移し、仮置きする。
能登地震では、他に輪島市町野町の1人が行方不明となっている。