商業捕鯨の母船「関鯨丸」が2日、オホーツク海の排他的経済水域(EEZ)内でのナガスクジラ漁を終え、仙台市の仙台港に入港した。オホーツク海でのナガスクジラ漁は日本が2019年に国際捕鯨委員会(IWC)を脱退してから初めてで、25頭を捕獲した。
船は共同船舶(東京)の所有。山口県下関市の下関港を4月21日に出港し、同25日から5月下旬にかけて操業した。この日はナガスクジラの肉約320トンを荷揚げ。このうち1・6トン分は冷凍せずに生肉のまま、東京や大阪など全国6カ所の市場に運ばれる。仙台市中央卸売市場では今月3日に競りにかけられる。