東京証券取引所

 週明け2日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が続落した。前週末終値からの下げ幅は一時500円を超えた。トランプ米政権の関税政策への警戒感が強まり、朝方から幅広い銘柄で売り注文が優勢となった。

 午前終値は前週末終値比551円08銭安の3万7414円02銭。東証株価指数(TOPIX)は27・90ポイント安の2773・67。

 トランプ大統領が30日に自身のSNSで、鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を現在の2倍の50%に引き上げると表明し、世界経済に打撃になると懸念された。トランプ氏は「中国は米国との約束を破った」とも投稿しており、米中貿易摩擦の激化も不安視された。