秋田県能代市の発電会社「秋田洋上風力発電」が漁業補償として秋田県漁業協同組合に支払った協力金は経費と認められないとして、仙台国税局が同社に、2023年度までの5年間で6億円超の申告漏れを指摘していたことが2日、関係者への取材で分かった。

 また、協力金を漁業者に分配していた県漁協にも7億円超の申告漏れを指摘した。国税局は、同社と県漁協に対し、計3億円超を追徴課税したとみられる。