JR東海は2日、リニア中央新幹線の第一中京圏トンネル・坂下西工区(愛知県春日井市)で、大型掘削機「シールドマシン」を使って本格的な掘進工事を始めるに当たって記念式典を開いた。地表面からトンネル上端まで約45〜100メートルの深さに約10キロ掘る予定で、2029年3月の完成を見込んでいる。
式典で、愛知県の大村秀章知事は、県名にちなんで掘削機の愛称が「愛・シールド」となったことを明かし「愛の力でしっかり掘進し、多くの人に愛されるリニアになってほしい」と話した。
終了後、丹羽俊介社長は報道陣に「慎重に、精力的に工事を進め、可能な限り早期の開業を目指す」と述べた。