気象庁は2日、気象業務開始から150周年を記念した式典を東京都内で開き、天皇陛下が臨席された。陛下はあいさつで、気象庁職員や関係者の長年の努力に敬意を表し「積み重ねてきた知識と経験を生かし、今後とも、国民から寄せられる期待と信頼に応え、社会の安全と人々の安心を確実なものとしていくことを願う」と述べた。
式典には石破茂首相ら約260人が出席。気象業務に功績があった計44の団体や個人の表彰もあり、阪神大震災の教訓伝承に取り組んできた防災学習施設「人と防災未来センター」(神戸市)や雲仙・普賢岳の噴火災害を伝える雲仙岳災害記念館(長崎県島原市)などが対象になった。