
アニメのようなレース展開となったウマ娘シンデレラグレイ賞。ゴール手前で競り合うエイシンロッソネリ(7、筒井勇介騎手)とルリオウ(藤原幹生騎手)
「アニメのオグリキャップとフジマサマーチの一騎打ちみたいだな」と熱狂するファンの声も上がった第4回ウマ娘シンデレラグレイ賞(C級特別、1400メートル)。
ここは「カサマツレース場」としてもウマ娘ファンの注目を浴びるオグリキャップの聖地。笠松時代、何度も1着でゴールを駆け抜けたコース。昨年のウマ娘シンデレラグレイ賞はクビ差の決着だったが、今年も芦毛馬同士のマッチレースが再現された。最後の直線、抜け出した2頭による激闘。1987年10月、アンカツさんが騎乗したジュニアクラウンでの激しいたたき合いのような「笠松芦毛伝説」を今に伝える壮絶な一戦となった。

芦毛馬7頭が駆け抜けたウマ娘シンデレラグレイ賞の1周目ゴール前
■2頭によるマッチレース、エイシンロッソネリ差し切りV
昨年覇者サルジュターグが出走取り消しで7頭立て。ファンファーレと共に大きな拍手が送られ、重賞レース並みの注目度。1万人以上が来場し、ウマ娘ファンのトレーナーたちで埋め尽くされたスタンド一帯に熱気が充満した。
レースは1番人気エイシンロッソネリ(牡4歳、笹野博司厩舎)がジャンプ発走でやや出遅れ。藤原幹生騎手の「通算1300勝」に貢献した2番人気ルリオウ(牡7歳、栗本陽一厩舎)がすんなりハナに立ち、向正面で3馬身ほどリード。3~4コーナーでは2番手エイシンロッソネリ騎乗の筒井勇介騎手が力強く追い出して2頭によるマッチレースになった。
藤原騎手と筒井騎手はそれぞれビップレイジング、エレーヌで東海ダービージョッキー(笠松現役で2人のみ)となった名手で、笠松リーディング経験者でもある。円熟味を増したその2人が、ラチ沿い一帯も満杯となったスタンド前で熱い「走るドラマ」を繰り広げた。
筒井騎手のゴーサインにエイシンロッソネリがその差を一気に詰めると、ルリオウの豪腕・藤原騎手も後続の追撃を待って追い出し。ラチ沿いから「行け行け、頑張れ頑張れ~」「おお、いいよ~」と大歓声が上がり、長く追い比べが続いた。

鮮やかに差し切り、1着でゴールイン。ウマ娘シンデレラグレイ賞を制覇したエイシンロッソネリ&筒井勇介騎手
ラスト50を切って、ルリオウは踏ん張って粘り込もうとしたが、最後はエイシンロッソネリが「よしっ、差せ」の声援に応えて外からグイッと一伸びしゴールイン。快晴、良馬場。1分29秒9の優秀な勝ちタイムで鮮やかな差し切りVを決めた。ゴールの瞬間、ウマ娘ファンらから大きな歓声と拍手が湧き起こり、2頭と後続の各馬の健闘をたたえた。半馬身差で白さを増したルリオウ、さらに8馬身差3着に松本一心騎手騎乗のラヴーシュカが入った。
■優勝馬のメンコと筒井騎手の勝負服がおそろい
エイシンロッソネリは父エイシンヒカリ(芦毛)、母エイシンムーという血統。JRA・渡辺薫彦厩舎に入厩したが未出走のまま登録抹消。笠松競馬の笹野博司厩舎に転厩し、4月1日にデビューしたばかり。初戦2着後、2戦目で初勝利を挙げており連勝となった。馬名のエイシンロッソネリは冠名+赤と黒(イタリア語)。

「赤と黒」のメンコと勝負服がまぶしいエイシンロッソネリと筒井騎手(左)。 ウマ娘シンデレラグレイ賞4代目王者に輝いた
追い比べを制した筒井騎手。装鞍所エリアに戻ってくると、厩舎スタッフに迎えられスマイル全開。口取り写真では、エイシンロッソネリのメンコと筒井騎手の勝負服が「赤と黒」のおそろいでキラキラ。笹野厩舎の馬に筒井騎手が騎乗したことも納得。単勝1.6倍の1番人気であり、優勝馬の撮影が用意されていたかのようなワンシーンとなった。
■「勝てて良かった、声援も気持ち良かった」
「おめでとうございます。いいレースでしたね」と筒井騎手に声を掛けると「ありがとうございます。何とかね、勝てて良かったです」と勝利の味をかみしめた。
「予想通りの展開になったんですが、使う度にどんどんテンションが高くなりすぎちゃってるんで。そこだけ心配していたんですけど」。2番手からで「1~2コーナーだけちょっとハミが外れたんで、力まないでそれが良かったですね。そのままずっと一緒に行っていたら、どうだったか」。

ウマ娘シンデレラグレイ賞Vのゼッケンを掲げ、喜びに浸る筒井騎手
4月デビューで3戦目。馬の状態については「やっぱり使い詰めでしたから、ちょっとね」とも。大観衆となって盛り上がった注目のレースで「最後、結構いい声援で気持ち良かったです」とファンの声もしっかりと届いていた。笠松競馬場では今世紀最高の入場者。3時半の入場者数最終発表で1万人超え。レースは4時半スタートで、さらに多くのウマ娘ファンが駆け込んだ。
■「白い2番、5番めっちゃかわいい」、馬券にも絡んだ

ルリオウに「かわいい」の声。芦毛馬限定レースでラチ沿いも満杯。推しウマ娘姿のファンもちらほら
スタンド一帯はウマ娘ファンで聖地巡礼の若者らで埋まり。野外ライブ会場のような熱気がみなぎった。
ウマ娘シンデレラグレイ賞はすっかり定着してきたが、前年覇者が出走を取り消し、7頭立てと寂しい頭数になった(過去3回は10頭以上)。パドック周回後の返し馬でファンが待つ外ラチ沿いに来て、4コーナー方面へ向かってくれたのはルリオウなど4頭だけだった。
それでも「白い2番、5番めっちゃかわいい」と女性ファン。芦毛馬たちの競演は壮観で、全国から集結した笠松競馬場デビューのトレーナーさんたちも感激していた。2番と5番は馬券にもしっかりと絡んでくれ、ゲットできたのかも。
笠松の良さは「馬とファンの距離が近いこと」を、6日のFC岐阜「競馬デー」で深沢杏花ジョッキーらもアピールしていた。もっと多くの出走馬がラチ沿いに来て、カメラやスマホを構えるウマ娘トレーナーたちのシャッターチャンスに応えてくれたら、熱い視線を浴びて一層盛り上がることだろう。重賞デー限定誘導馬のポニー「マカロン」も登板し、注目を集めていた。

外のエイシンロッソネリか、内のルリオウか。シンデレラグレイ賞は芦毛同士の一騎打ちで盛り上がった
■ネット越しでも観戦「アニメ4話のレースシーンと重なって見える」
競馬場に来られなかったファンもネット越しに観戦。「エイシンロッソネリとルリオーのワンツー、競い合っているのがまるでアニメ4話のオグリキャップとフジマサマーチのレースシーンと重なって見える」「逃げるルリオー、最後の直線でエイシンロッソネリが差し切るレース。アニメでマーチをキャップが最後で差し切ったような熱いレース」とアニメのゴールシーンを再現したかのような熱戦に感激。
「応援するだけでも楽しい。ゴールドシップ産駒3頭もおるやん」「本馬場入場では『超える』と共に高柳知葉さんの読み上げで行われたし、実況アナがシングレ解説みたいで良かった」といったレースや関係者をたたえる声が相次いだ。
■鈴木努アナ「競馬ファンだけでなく、多くの国民の共感を呼びました」
ウマ娘シンデレラグレイ賞の紹介では実況の鈴木努アナが「4回目のウマ娘コラボレース。ここ笠松から飛び立ち中央馬のトップに君臨したオグリキャップの姿は立身出世物語として競馬ファンだけでなく、多くの国民の共感を呼びました。競馬ブームの立役者となったオグリキャップ。シンデレラグレイの累計発行部数は800万部を超えました」と紹介。ファンファーレ後には大きな拍手が鳴り響いた。
馬券的には1→2→4番人気での堅い決着。単勝160円、馬連200円、3連単1150円で的中者が多く、払い戻しを受けたファンもそれだけ多かった。安くても当たって並んで、払い戻しを受ければ、ネットでは味わえない競馬場ならでは楽しさがあり、やっぱりうれしいものだ。

キタハラジョーンズ賞を圧勝。後ろを振り返りながらゴールする明星晴大騎手とテルケンユミムーン
■明星晴大騎手「五つ星」の活躍、キタハラジョーンズ賞「1着でゴ~~ル」
この日はデビュー2年目、18歳の明星晴大騎手(後藤佑耶厩舎)が3勝を挙げ、勝負服通り「五つ星」の活躍が目立った。
7R「キタハラジョーンズ賞」のレース紹介ではシンデレラグレイのストーリーにも詳しい実況アナが力を込めた。「大外からキタハラジョーンズ、一気に仕掛けてきた。1着でゴ~~ル」と北原穣トレーナーが叫ぶシーンを盛り込み、ネット中継で応援していたファンの反応がすごかった。
レースでもラチ沿いのファンが「頑張れ頑張れ」「行ける行ける」と大きな声援を送った。明星騎手騎乗の1番人気テルケンユミムーン(牝3歳、後藤佑耶厩舎)が3番手から力強く抜け出し、2着アルマ=藤原幹生騎手=に2馬身半差でゴール。多くのウマ娘トレーナーの期待に応えた。テルケンユミムーンは前走のJRA交流戦で2着と好走。地元馬同士であっさりと突き抜けた。アニメ同様、大外から一気に仕掛けて「1着でゴ~~ル」を決めたのだ。
キタハラジョーンズ賞というレース名からも、コラボレースとして「第2回」が開催されることも十分にありそうだ。

明星騎手はサクラトップグッドでフジマサマーチ賞も制覇。大外をブン回し、豪脚を引き出した
■フジマサマーチ賞、明星・サクラトップグッド豪脚V
8Rからは笠松所属馬限定のウマ娘賞3レースに突入。いずれも1400メートル戦で「第2回ウマ娘フジマサマーチ賞」(B級特別)はオグリキャップのデビュー戦で競り勝ったマーチトウショウの冠レース。「ウマ娘シンデレラグレイ」にも登場し、オグリと「元祖芦毛対決」の名勝負を繰り広げた。
10頭が出走。最後方から1頭、大外を回って豪快に差し切ったのが4番人気サクラトップグッド(牡6歳、伊藤勝好厩舎)。明星騎手がキタハラジョーンズ賞に続いて連勝を決めた。

フジマサマーチ賞Vのサクラトップグッドと明星騎手(中央)ら喜びの厩舎スタッフ
■「決まった大外ブン回し騎乗、伸びたんで良かった」
差しが利く馬場だったが、4コーナーではまだ7番手。1番人気馬には笠松エースの渡辺竜也騎手が騎乗し、勝負あったかと思ったが、1頭が飛んできた。ラスト3Fは37秒1で、2着馬より1秒6も速い豪脚。とても届きそうもない位置から爆発力を引き出した明星騎手の好騎乗が光った。
明星騎手は「勝てて良かったです。大外ブン回し騎乗が決まりました。外から伸びたんで良かったです」と満面の笑み。フジマサマーチ(マーチトウショウ)は鋭い差し脚でオグリキャップと大接戦の末に敗れたが(ジュニアクラウン)、元A級馬のサクラトップグッドが格の違いを見せて、他馬がバタバタになったように見える鮮やかな決め手を発揮した。

ベルノライト賞、渡辺竜也騎手騎乗のスタープレジデントが1着でゴールイン
■ベルノライト賞、渡辺・スタープレジデントが力強いフットワーク
9Rは栗毛馬限定の「第3回ウマ娘ベルノライト賞」(C級特別)で10頭が出走。青空の下、栗毛たちの美しい馬体が躍動し、ウマ娘ファンたちを魅了した。
渡辺竜也騎手騎乗の1番人気スタープレジデント(牡5歳、笹野博司厩舎)が中団から進出を開始。4コーナーで3番手に上がり、力強いフットワークで差し切った。1馬身半差の2着に岡部誠騎手のアップフェリス、3着に森嶋貴之騎手のウインフランシーズが突っ込んだ。ウマ娘シンデレラグレイ賞初代女王の深沢騎手はベルノライト賞7着に終わったが、4月は名古屋を含め6勝を挙げており好調だった。

ベルノライト賞のレース後、渡辺騎手(左)と深沢杏花騎手
ベルノライトは、漫画ではオグリキャップと同期の親友で、オグリの中央入り後はサポート役も果たした。45戦して笠松オールカマーなど10勝を飾った牝馬のツインビーとみられている。確かに栗毛馬でキャップと同じ85年生まれ。デビューが10月と遅く直接対決はなかったが、樋口富男騎手を主戦に90年10月まで笠松で走った。

ベルノライト賞Vのスタープレジデントと渡辺騎手(左)ら喜びの厩舎スタッフ
■「いいポジションを取れ、手応えが良かった」
渡辺騎手は「イエーイ」とまず一言。シングレ賞出走馬の装鞍を終えると「いい枠といいポジションを取れたんでいつでも動け、自分のリズムで競馬ができました」。後続の岡部誠騎手らを完封し「自分の馬の手応えが良かったんで後ろから来る馬は気にならなかった。ただ今開催、直線では止まる傾向があったんで、できる限り前に持っていきたいなと」。いつも晴れやかな若大将がベルノライト賞で存在感を示した。ただ口取り撮影ではゼッケンが不在でやや寂しかった。お宝グッズとして一足早く厩舎へ戻ったようで、ここでもウマ娘人気を実感した。
ウマ娘コラボ3レースは残念ながら、ウイナーズサークルでの表彰式やファンの前での口取り写真の撮影はない。このためゴールシーンの撮影後は、3レース連続で1コーナー奥の装鞍所エリアへダッシュ。勝った馬が枠場に入るシーンや口取りを撮影し、各優勝ジョッキーに喜びの一言を聞いた。

新緑賞でゴーゴーバースデイとのコンビで重賞初Vを飾った明星騎手。2着マルヨハルキ、3着ミランミラン
■明星晴大騎手、ゴーゴーバースデイでうれしい重賞初V
最終11R、重賞「第51回・新緑賞」(SPⅢ、1400メートル、岐阜清流カップトライアル)でも大きなドラマが待っていた。キタハラジョーンズ賞、フジマサマーチ賞を制して、乗ってきた明星晴大騎手が何と9番人気、単勝98倍のゴーゴーバースデイ(牝3歳、後藤佑耶厩舎)で人馬ともうれしい重賞初Vをさらったのだ。
勝ったゴーゴーバースデイは、父アメリカンペイトリオット、母パティシエールで、母父タニノギムレットという血統。
名古屋のトゥーナフォーテイが逃げてゴーゴーバースデイが2番手キープ。4コーナーで並びかけると、ラスト100を切って4頭がほぼ横一線になる大混戦。最後は明星騎手が追い比べを制し、2着に1馬身差で歓喜のゴールイン。ゴール前に陣取った明星ファンを感激させた。
■笠松勢が重賞で珍しくワンツースリー
勝ちタイムは1分28秒3。2着に2番人気マルヨハルキ(牡3歳・柴田高志厩舎)、3着に1番人気ミランミラン(牡3歳、田口輝彦厩舎)が入った。名古屋勢にやられることが多い重賞レースだが、笠松勢が珍しくワンツースリーを決め、地元ファンには痛快なゴールシーンとなった。単勝が人気薄で3連複2290円に対し3連単は7万3970円と爆発した。

明星騎手が所属する後藤佑耶厩舎のゴーゴーバースデイで新緑賞を制覇。厩舎スタッフ一丸の勝利となった
ゴーゴーバースデイは昨年6月デビュー。ネクストスター笠松で3着はあったが、重賞初制覇。復帰後の高木健騎手が主戦を務め、期待馬に挙げていたのでずっと注目していたが、ここで大化けするとは。暖かくなって弾力あるフットワークを見せて調子は上向きで、明星騎手が好位から潜在能力を引き出した。厩舎スタッフ一丸の勝利で、デビューしてまだ1年のジョッキーが大仕事をやってのけた。
■「初制覇うれしかった。馬が頑張ってくれた」
口取り写真の撮影で重賞初Ⅴの喜びがはじけた、地元ファンが待ち受けるウイナーズサークルへ。明星騎手は「初制覇だったんでうれしかった。あの位置が取れればなと思っていたんですけど、理想的な展開になって良かった。直線を向いてから馬が頑張ってくれて勝つことができた。この馬に乗せてくださったオーナー様や調教師の先生にすごく感謝する気持ちが気持ちが込み上げてきました。(自厩舎の馬でもあり)もっとお返しできるよう頑張ります」。
ファンへは「笠松競馬場に足を運んでいただきありがとうございました。笠松競馬関係者一同これからも頑張ります」とさらなる飛躍を誓った。

初重賞Vのお立ち台で「直線を向いてから馬が頑張ってくれた」と喜びを語る明星騎手
明星騎手の横断幕を場内で掲示し応援するファンらも歓喜。「重賞勝ちは同期では初めてです。今後、有力馬への騎乗も増えそうですね」とさらなる飛躍を期待。後藤佑耶厩舎の所属ジョッキーは現在、明星騎手だけ。伸び盛りでもあり、笠松の調教師リーディング2位で勢いのある厩舎の主戦として腕を磨いていきたい。
一方、厩舎の先輩だった長江慶悟騎手(25)は4月16日付で引退した。「調整ルーム内の他騎手の居室に無断侵入した」として騎乗停止10日の処分を受け、本人がNARに騎手免許取り消しを申請した。地方通算100勝を達成し準重賞Vも飾り、佐々木朗希選手のそっくりさんとしても注目され、成長が期待されていただけに引退は非常に残念である。
■同期で活躍する望月洵輝騎手より先に重賞Ⅴ
明星騎手の同期生は14人(1人引退)。調べてみたら、確かに他に重賞勝ちの騎手はいない。YJSファイナルでJRA初勝利を飾り、年明けに地方通算100勝を達成した名古屋の望月洵輝騎手もまだだった。笠松での騎乗も多く、今年は明星騎手と同じ14勝を挙げている。同じレースで騎乗することもあり、お互い刺激を受けながら、成長につなげていきたい。
同期でもう一人、兵庫の土方颯太騎手(18)は岐阜県瑞穂市出身で今年28勝、通算64勝。明星騎手は今年名古屋含め16勝で通算58勝。望月騎手に続く減量騎手卒業はどっちが先か、注目していきたい。
笠松では森島貴之、東川慎、深沢杏花、松本一心騎手の重賞Ⅴはまだ。明星騎手はブービー人気馬を1着ゴールに導いただけに価値がある。他の若手にも大きな刺激になったことだろう。笠松の馬場状態は開催ごとに「やはり先行有利」「差しもよく決まる」とコロコロ変わるが、その辺りを見極めたコース取りで人気薄でも勝利に結び付けていきたい。

一昨年末に実施した「オグリのベストレースといえば〇〇だ」の人気投票
■15日にオグリキャップ記念、新作ポストカードや「ベストレースは〇〇だ」も
5月15日にはオグリキャップ記念が開催される。昨年から1400メートル戦となり、スプリンターによる先陣争い激化の様相。1着賞金は3000万円に増額された。ストリーム(北海道)、アウストロ(浦和)、アラジンバローズ(兵庫)、セブンカラーズ(名古屋)など強豪を迎撃する笠松勢はサヴァ、イイネイイネイイネ、タイセイドリーマーの3頭。
「オグリの里」(聖地編など3巻)即売会も競馬場内で開催。オグリの里オリジナルポストカード(新作・第4回ウマ娘シンデレラグレイ賞や明星騎手重賞初Ⅴ)やオグリキャップ笠松時代の出馬表もプレゼント。恒例となった人気投票企画では第2回「オグリの『ベストレースといえば〇〇だ』『ライバルといえば○〇だ』」も実施します。正門近くですので、ぜひ立ち寄ってください。
☆ファンの声を募集
競馬コラム「オグリの里」に対する感想や意見などをお寄せください。笠松競馬からスターホースが出現することを願って、ファン目線で盛り上げていきます。
(筆者・ハヤヒデ)電子メール ogurinosato38hayahide@gmail.com までお願いします。
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