大学で教員免許を取得するための教職課程の在り方を話し合う中教審部会で、一部委員から「憲法」などの一般教養科目について廃止を含めて見直すべきだとの意見が出たことを受け、阿部俊子文部科学相は3日の閣議後記者会見で「教師は国や社会を支える人材の育成を行う学校教育の要であり、憲法を学ぶことは必要だ」との見解を示した。
阿部氏は委員の発言について「教職課程や一般教養科目の在り方を総合的に検討する必要があるという趣旨と理解している」と説明。「免許取得に至る学びの見直しで、憲法を具体的にどう位置付けるかを含め必要な検討を進める」と述べた。