【ワシントン、モスクワ共同】トランプ米大統領とロシアのプーチン大統領が4日、電話会談し、ウクライナによるロシア軍の航空基地に対する大規模な無人機攻撃などを協議した。トランプ氏によると、プーチン氏はウクライナに報復する考えを明らかにした。トランプ氏はロシアとウクライナの双方が攻撃を激化させており、和平実現は困難だとの認識を示した。
トランプ氏は自身の交流サイト(SNS)で「良い会話だったが、即時のウクライナ和平につながるようなものではなかった」と投稿。「プーチン氏が航空基地への攻撃に対応しなければならないと非常に強く言った」と明らかにした。
トランプ氏が2期目就任後にプーチン氏と電話会談するのは、5月19日以来で4回目。
トランプ氏がプーチン氏の発言にどう返答したかは言及しておらず、自制を求めていなければ攻撃を容認したと受け取られる可能性がある。ウクライナは停戦交渉を仲介する米国に無人機攻撃を事前に通知しておらず、トランプ氏はいら立ちを強めているもようだ。