大手3銀行の看板=東京都内

 三菱UFJ銀行と三井住友銀行が実施しているATMの相互開放について、みずほ銀行が加わる方向で検討を始めたことが4日分かった。利用者の利便性向上と、ATMの運用に必要な維持管理コストの削減を目指す。

 三菱UFJ銀と三井住友銀は2019年9月に店舗外ATMの共同利用を開始した。いずれかの銀行のキャッシュカードで別の銀行のATMから現金を引き出したり、振り込んだりする際の手数料を一部無償化している。

 関係者によると、この枠組みにみずほ銀が加わる方向で調整を始めた。3行の担当者レベルで協議を始めたという。

 ただ協議は初期の段階で、実施の時期などは未定という。