世界柔道への出発前に取材に応じる阿部一二三(右)と阿部詩=9日、羽田空港

 柔道の世界選手権(13日開幕・ブダペスト)に臨む日本代表の男女軽量級6選手が9日、羽田空港で出発前に取材に応じ、日本男子単独最多となる5度目の制覇を狙う男子66キロ級の阿部一二三(パーク24)は「ここからがロス五輪のスタート。コンディションはすごくいい。あとは自分の柔道を出すだけ」と語った。

 阿部一にとって国際大会は2連覇を果たした昨夏のパリ五輪以来となる。3年後のロサンゼルス五輪を見据え「どんな選手がきても、しっかり対応できる練習を積んできた」と風格を漂わせた。

 女子52キロ級で5度目の優勝を目指す阿部詩(パーク24)は、2連覇を逃したパリ五輪からの再起を目指す。