特急「ひだ」のキハ85系気動車。先行して登場した車両(左)は行き先表示の号車案内に発光ダイオード(LED)を使っている=下呂市金山町大船渡

 12日にJR各社のダイヤ改正が行われた。岐阜県内関連では、これに先立つ5日に中央線の中津川-名古屋駅間に新型通勤電車の315系が登場し、12日からは同区間の普通、快速はすべて8両編成に統一された。これに伴い、関西線で最後の活躍をしていた旧国鉄から引き継いだ電車の211系0番台が引退し、JR東海の車両はすべて民営化後のものとなった。

 飛騨地域では、高山線特急の名称が「ワイドビューひだ」から「ひだ」となり「ワイドビュー」の文字が消えた。そして、7月1日には新型ハイブリッド特急車両HC85系の登場が控える。どのような形でのデビューか、現状では明らかになっていない。

 現行のキハ85系では、1989年2月から「ひだ」1往復に先行して導入され、翌年3月に急行「のりくら」だった列車も含め全面導入されている。

 いずれにしても、キハ85系に残された時間は限られてきた。同じような車体に見えるキハ85系だが、導入時期により大きく三つに分類される。先行して89年から運行を始めた車両、90年に運行を始めた車両、紀勢線などの特急「南紀」向けに作られた車両だ。情勢の変化による改造や使い道の変更もあり、細かな差異は結構ある。その一つが車外の行き先表示。先行して登場した車両は号車番号と指定席/自由席の表示が発光ダイオード(LED)となっている。後の車両ではフィルムの幕を使う方式になった。先行して登場した車両をどこで見られるかは、ある意味「運次第」。利用時などに気にしてみると面白いかもしれない。