沖縄県の不発弾保管庫で不発弾の一部が破裂し、陸上自衛隊員4人がけがをした事故に関し、中谷元・防衛相は10日の閣議後記者会見で、陸自第15旅団(那覇市)に事故調査委員会を設置したと明らかにした。「周辺の皆さまにご心配をかけ、おわびする。原因究明や再発防止に全力を尽くす」と述べた。

 陸自によると、事故は9日午前、米軍嘉手納基地に隣接する嘉手納弾薬庫地区内の施設で発生。地中などで見つかった不発弾のうち、危険度が低いと判定されたものを処分するまで一時保管している。

 第101不発弾処理隊が不発弾のさびや泥を除去する作業をしていた際、何らかの理由で一部が破裂した。