大阪府警本部

 大阪市平野区の国道で昨年10月、乗用車が歩道の柵にぶつかって炎上し、乗っていた男性2人が死亡した事故があり、府警が捜査したところ、運転手の男性=当時(48)=から違法薬物とアルコールの成分が検出されたことが、捜査関係者への取材で分かった。府警は10日、男性を自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで、容疑者死亡のまま書類送検した。

 捜査関係者によると、ドライブレコーダーの映像から、男性の運転する車が事故直前、時速100キロを超えていたと推定。一方で男性が死亡しており、危険運転の認識の有無が分からないなどとして、危険運転致死罪の適用は見送ったという。