日本学士院賞の第115回授賞式に出席された天皇陛下。中央は東北福祉大の小川誠二特別栄誉教授=10日午前、東京・上野の日本学士院会館(代表撮影)

 天皇陛下は10日、東京・上野の日本学士院会館を訪れ、学術上の優れた業績を顕彰する日本学士院賞の第115回授賞式に出席された。午後は、受賞者らを皇居・宮殿に招いて懇談し、皇后さまや長女愛子さま、秋篠宮ご夫妻も同席した。

 受賞者は、表象文化論の森元庸介東大教授(48)ら9人。脳の活動が一目で分かる機能的磁気共鳴画像法(fMRI)の原理を発見した小川誠二東北福祉大特別栄誉教授(91)は恩賜賞も受賞した。

 式典で賞状が手渡され、陛下は拍手を送った。その後、小川氏から研究内容について説明を受けた。

 午後は宮殿の小食堂「連翠」で、受賞者らと飲食を共にした。