【ワシントン共同】米IT大手アマゾン・コムは10日、米軍や米情報機関などが取り扱う機密情報を管理する専用のクラウドサービスを増強すると発表した。生成人工知能(AI)の活用が広がり、安全保障を担う米政府機関にとって情報解析の迅速化などにつながることになる。
アマゾン傘下のクラウド部門アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が10日に首都ワシントンで開催した公的機関向けのイベントで発表した。国防総省や中央情報局(CIA)などが利用する可能性がある。
基調講演したギャバード国家情報長官は「民間から技術を調達することで、それぞれの機関は本来業務に集中できる」と述べた。