【ローマ共同】第2次大戦後の極東国際軍事裁判(東京裁判)で死刑になった東条英機元首相のひ孫英利さん(52)らが18日、バチカンでローマ教皇レオ14世の一般謁見に参列した。今年で戦後80年となるのに合わせ、当時敵国だった英米首脳の子孫らと世界各地を巡って平和を訴える予定で、教皇に活動を紹介した。
英利さんは謁見後、取材に「戦争やイデオロギーの対立で世界の分断が深まる中、和解することの大切さを呼びかけたい」と語った。企画したNPO法人「アースキャラバン」(京都市)関係者によると、教皇は活動を歓迎していたという。