健康影響が指摘される有機フッ素化合物(PFAS)を巡り、代表物質の一種PFOAを扱っていた大手空調メーカー「ダイキン工業」工場(大阪府摂津市)の近隣住民らを対象に血液検査を実施した市民団体や京都大のチームが19日、結果を公表した。7割近くから米国指針値を上回るPFASを検出、最大の人で約5倍に達したという。
ダイキンの広報担当者は同日取材に対し、PFASの健康被害への懸念などに対する近隣住民の連絡窓口を近く設置すると明らかにした。地域との信頼関係を強化したいとしている。
市民団体が、摂津市に住む20〜80代の男女62人を対象に、PFOAを含む7種類のPFASの血中濃度を計測した。