大阪・関西万博の会場シンボル、大屋根リングを閉幕後に解体し、木材としてリユースするのに必要な費用について、日本国際博覧会協会(万博協会)が現時点で最大約24億5千万円と想定していることが分かった。新たな負担で、このうち約17億円分は会場整備費の予備費で賄う可能性がある。23日の理事会で負担の是非を諮る。関係者が19日、明らかにした。
1周約2キロのリングは、一部を現地で保存するよう吉村洋文大阪府知事が提案。それ以外を需要に応じて木材として活用し、残りは破砕してチップとしてリサイクルする形が見込まれる。