【ニューヨーク共同】国連は19日、グテレス事務総長が安全保障理事会に提出した「子どもと武力紛争」に関する年次報告書を公表した。パレスチナ自治区ガザへの攻撃を続けるイスラエル軍などによる子どもへの重大な人権侵害は、昨年報告された5698件から7188件に急増した。世界全体でも25%増加し、4万1370件の侵害を確認。過去約30年で最悪水準だとしている。
イスラエルは昨年に続き、子どもの人権を侵害した国や組織の指定一覧に掲載された。指定一覧は人権団体などから「恥ずべきリスト」とも呼ばれる。ウクライナ侵攻を続けるロシアは2023年から一覧入りした。